ネコも便秘になる

借りたキャンピングカー 翌日も朝から雨である。車の中でコーヒーを入れて野菜を切って朝ごはん、キャンピングカーらしい気分である。

 知床自然センターは周囲の生き物情報がホワイトボードにいろいろ書いてあり生き物を紹介するパンフレット類も豊富である。映像展示館の大画面で知床の自然を紹介する20分ほどの映像を見る。どっと入ってきた観光バスのお客さんで300人の席も大部分が埋まる。
 自然センターの裏にあるフレペの滝ネイチヤーウォッチングにも参加、きょうがはじめてというボランティアのガイド付きである。
草原にはハマナスやセンダイハギが咲きシカが一頭のんびり草を食べていた。雨はあがったが海辺の断崖にあるフレペの滝は霧で時々隠れてしまう。崖にはオオセグロカモメとウミウのコロニ一がある。

 ゆっくり観察して12時ごろ駐車場にもどってみるとチョコはトイレ用段ボールにもぐって新聞紙を背負って隠れていた。昨晩はトイレとして利用していたのだが隠れ家兼用である。知らない人がのぞき込んだりするのが嫌いなようだ。また雨が降ってきた。

 ウトロの町にもどってボンズホームというジャガイモ料理のお店でお昼にした。テーブル2つにカウンターだけの15人も入ればいっぱいの小さなしゃれたお店である。ジャガイモのグラタンやジャガイモのババロアがおいしかった。ここは民宿でもあるしネイチャーウォッチングボートという知床半島を海から自然観察する日帰りツアーもやっているし焼き物の展示飯売もやっている。実はこのネイチャーウォッチングボートにも申し込んであったのだが、天候が票いので中止となってしまった。どうも今回の旅は天侯には恵まれないようだ。われわれ夫婦のどちらの心がけのせいだろうか。それとも・・・「おまえ雨描じゃないだろうな。」「ニャ?」そういえばこいつはアメリカンショートヘアーであった。アメ猫である。

 知床半島を横切って羅臼へと向かう。羅臼ビジターセンターを見た後半島の先の方へと向かう。途中でセセキ温泉という海中温泉があった。脱衣小屋はあるが、温泉そのものは海辺に囲いもなく丸見えである。ちょうど満ち潮で浴槽に海水がどんどん入ってくる。男性が一人服を脱いで入ろうとしたがちょっと足だけはいってみて再び服を着ている。別の浴槽に手をつっこんでみると温度は海水と同じくらいにまで下がっている。満潮の時はただの海水浴である。

 さらに半島の先端よりにある相泊温泉も浜辺の露天風呂だ。こちらは一応男女別に囲いがあるが、海側はまるっきりオープンである。男湯は結構たくさん入っていた。

 羅臼の町の近くのまるみ食堂で夕食にする。ウニとイクラのたっぶり入ったスペシャル丼とタラバガニや刺身、ツブ貝の焼いたのや昆布の煮物がたっぷりのまるみ定食にはどちらもかに汁がつく。

 夕食後は尾岱沼へと向かう。キャンピングカーにはいちおうシャワーがついているが北海道はあちこちに温泉があって泊まらなくても安く入れるので便利である。ここ尾岱沼には温泉の銭湯がある。ちょっと車で乗り付けて340円の温泉を楽しむ。

 今夜はトドワラの入り口駐車場で泊まる。チョコは家を出て以来ずっと便秘中である。このまま帰るまで出なかったらお医者さんに直行する必要があるのだろうか。ネコのイチジク浣腸とか・・・。もっとも人間も旅行すると一週間くらい出ない人もいるようだから別に生命には異常ないのだろう。

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